LEDビジョン・LEDディスプレイとは、ニューヨークのタイムズスクエアや渋谷のスクランブル交差点などのビルやスタジアム、競技場・ライブ会場などにある大型モニターに多く利用される発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を搭載した表示器・モニターのことです。
デジタルサイネージの中でも非常に活用できる幅が広いLEDビジョンについて特徴を紹介いたします。
LEDビジョンの最大の特徴は、画面の明るさにあります。
通常、テレビやパソコンモニターの明るさは400cd(カンデラ:明るさの単位)と言われていますが、 LEDビジョンは、5倍以上の超高輝度な画面となります。
昼間の太陽光が差し込む場所でも、LEDビジョンは超高輝度のため映像を鮮明に認識することが可能です。 一方、液晶ディスプレイは夜間と異なり、昼間の視認性が急激に悪くなります。
通常の液晶モニターよりも大きくすることが可能。
遠くからでも目立つため、多くの人に伝えたい様々なメッセージや画像を発信しアピールができます。
LEDパネル 1枚 50cm×50cmの組み合わせで自由自在。
16:9 や4:3 はもちろん、縦長・横長・L字型、湾曲など様々なサイズや形状での設置が可能。
屋外に設置するための条件として、明るさと防塵防滴仕様が必要となります。
<超高輝度(5000cd)の明るさ>
通常、テレビやパソコンモニターの明るさは400cd(カンデラ:明るさの単位)と言われていますが 屋外に設置するための条件として、昼間の太陽の光が差し込む屋外で、映像を鮮明に画面を見るためには、その10倍以上の明るさが必要です。
雨や埃にも耐えられる国際電気標準会議で定めた保護レベルIP65に準拠した仕様を推奨しています。
サーバや特殊な環境を必要とせずに、STBの増設だけで放映する多地点へのスムーズな配信を実現します。
管理も特殊な技能を必要としないので、外部への運用委託する必要がなく、運用コストを抑えることができます。
①LEDビジョン本体 ②LED送信機 ③再生用STB ④配信管理ソフト
⑤2次側鉄骨フレーム ⑥2次側分電盤(LEDビジョン用)
映像の出力元(パソコン・プレイヤー・STBなど)からHDMIケーブルなどで映像信号を受け取り、LEDビジョンへ映像を映すための機材です。画角や色味、輝度などもこの送信機で調整することが可能です。
MCTRL4K |
VX4S |
MCTRL660 |
MCTRL600 |
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特徴 |
4K対応 スケーリング機能付き |
スケーリング機能付き | 設定機能付き スタンダードタイプ |
スタンダードタイプ |
端子 | ![]() |
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サイズ | 482.6 × 372 × 96 (mm) | 482.6 × 250 × 50 (mm) | 483 × 258.1 × 55.3 (mm) | 482 × 268.5 × 44.4 (mm) |
対応解像度 | 4K × 2K resolution |
1920 × 1200 resolution |
4K × 2K resolution |
4K × 2K resolution |
INPUT | DP / HDMI / Dual DVI |
CVBS / VGA / DVI / HDMI / DP / SDI |
HDMI / DVI | HDMI / DVI |
LEDビジョンの最小単位
赤緑青のLEDチップが入っているもの。
LED素子が複数集まった単位
故障した際はこのモジュール単位で交換します。
モジュールが集まって製品となったもの
販売する製品はこのパネル単位となります。
※ユニットという場合もあります。
組み立て設置する際に複数のパネルを鉄骨でひとくくりにして、現場で設置しやすい状態にしたもの。
※パネルのことをユニットという場合もあります。
パネルを組み合わせて設置するディスプレイサイズ
LEDのピクセルピッチ(LED素子の間隔)が小さい程、画質は良くなりますが、点を構成するLED球数(ドット数)も多くなるため、面積あたり高額になります。
ピッチサイズが大きいとぼやけて見えてしまいます。
ピッチサイズが小さいとコストがかかります
LEDビジョンの設置場所と人が立って見せたい地点までの距離によって、適正なピッチサイズが異なります。
ピッチサイズが小さいほど距離を選ばず綺麗
面積あたり高額
視認距離を考慮しピッチ数を選定
高いコストパフォーマンス
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拡大図 | |||
基本構造 | LED発光チップを集積して 基板にパッケージングしたもの |
SMDパネル製品の表面を シリコンで覆ったもの |
LED素子を基板に ハンダ付けしたもの |
総合的な故障率 | < 0.001% | > 0.002% | > 0.005% |
素子の芋ハンダ問題 | なし※1 | あり※2 | あり※3 |
放熱機能 | 優※4 | 可※5 | 可 |
環境温度の影響 | 小さい | 中※6 | 大きい※7 |
メンテナンス比率 | 低い | 高い※8 | 高い※9 |
衝撃耐性 | ◎ | ○ | △ |
表示面防水機能 | ○※10 | ○※10 | ×※11 |
LEDビジョンを建築工事(1次工事)と固定するパターンはいくつかあります。
場所、条件、建築工事との切り分け、メンテナンス方法によりそれぞれ異なります。
実際の案件で採用される代表的な設置例を紹介していきます。
LEDビジョンは屋外用看板とみなされます。
屋外広告物申請以外に工作物申請が必要になります。※壁面設置は除く
工作物申請がない場合は原則設置ができません。(ただし、市役所から了解が得られれば設置できます。)
フロントメンテナンスするには、安定した土台(地面)が必要になります。
設置する高さによっては高所作業車等の重機を利用する必要があるため、作業車の手配・道路使用許可等の申請日程を考慮頂く必要があります。
最低限、人が作業できる有効寸法が必要になります。
450mm以上のスペースを推奨しています。
※その他、地域によっては独自のルールが定められている場合がありますので、
LEDビジョン設置を検討する際はまずは市役所にて設置可否を確認する事を推奨いたします。